玉川徹氏「モーニングショー」コメンテーター“降板” 19日出演で生謝罪、今後は現場取材を報告
安倍元首相の国葬についてテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)で失言し、謹慎していた同局コメンテーターの玉川徹氏(59)が19日、同番組に15日ぶりに生出演。玉川は別室から「事実に基づかない発言をしてしまったことは私に慢心とおごりがあった」と謝罪した。そのうえで、番組は降板しないが、今後はこれまでのコメンテーターという形ではなく「現場に足を運び取材をして報告する」形で出演する意向を明らかにし、視聴者に理解を求めた。
玉川は9月28日の同番組で、安倍国葬における菅前首相の弔辞を「これこそが国葬の政治的意図」と指摘した上で「僕は演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」と発言。しかし実際には電通は関与しておらず、玉川は翌日の番組内で事実誤認を認め、謝罪に追い込まれた。
テレ朝は4日、事実に基づかない発言をしたとして、玉川を同日付で謹慎処分にしたと発表。19日に番組復帰し、自らの出処進退について説明するとされていたため、注目が集まっていた。