キンプリ3人の退所にジャニーズ世襲体制の綻び…“2人の後継者”のすきま風が招いたか
「滝沢氏がプロデュースしたグループが売れだすと、ジャニーズ本体の統括下に置いた。これは、SMAPに対する故・メリー喜多川さんの対応を髣髴とさせます。今回の騒動は、SMAP元チーフマネージャー飯島三智氏の退社、SMAP解散時に極めて構図が似ている」(音楽プロデューサー)
■ジャニーズの発掘、育成面が手薄に
SMAPデビュー時にメリー氏は、「この子たちは売れない」と判断して当時、事務所デスクだった飯島氏にマネジメントを任せた。ところが、飯島氏の手腕でSMAPは瞬く間に国民的アイドルグループとして大ブレーク。すると、事務所総出で力を入れたのは周知の事実だろう。
その結果、メリーさんの長女、ジュリー氏と飯島氏のジャニーズの後継者争いという見方が業界で強まった。だが、その後、週刊文春のメリー氏ロングインタビューで、事務所にジュリー派と飯島派があるという質問に、メリー氏は激怒。ジュリー氏が後継者だと明言した。
メリー氏は1997年に、「ジャニーズエンタテイメント」を設立。ジュリー氏を初代社長に就任させて帝王学を学ばせ、同時に事務所副社長に昇格させた。