NHKがそこまでやるのか…“男女逆転”のドラマ10「大奥」に民放各局は戦々恐々
10日から始まるNHKドラマ10「大奥」(火曜午後10時)に民放各局は戦々恐々である。
「原作の面白さ、キャスティングのにぎやかさは文句なし。おそらくセット・衣装もすごいんだろうと思います。スタート前からヒットが約束されているようなもので、大河は仕方ないにしても、平日までこんなドラマをやられたら、民放は太刀打ちできません。もう、番組内容でも民業圧迫ですよ」と、キー局のドラマ担当プロデューサーは頭を抱える。
物語は江戸時代。若い男ばかりが次々と死ぬ奇病が広がり、男子の人口は女子の4分の1に激減していた。権力や産業の中心は女性に移り、徳川幕府も将軍は女性、大奥には女性将軍のお世継ぎづくりのために美男3000人が集められた。
ドラマ「大奥」はそんな逆転男女の恋愛と江戸城内の女たちの権力抗争が見どころだ。赤穂浪士の討ち入りや生類憐みの令、享保の改革の厳しい倹約令なども描かれ、歴史も楽しめるエンターテインメント時代劇になっている。
原作はよしながふみの少女漫画で、出版大手の漫画賞を総なめにしたベストセラー。ドラマで堀田真由(家光)、仲里依紗(綱吉)、冨永愛(吉宗)の夜のお相手や世話係に中島裕翔、風間俊介のジャニーズ系や福士蒼汰、山本耕史らイケメン。さらに、セットや衣装は大河ドラマの使い回しができるから、これまた豪華だ。これで女性たちが見ないわけがない。