「100万回言えばよかった」はまるで令和版ゴースト?《設定ぶっ飛んでるけど泣ける》と評判

公開日: 更新日:

 井上真央(36)は、今作が16年ぶりのTBS連続ドラマの主演だが、ブランクを感じさせない抜群の愛らしさと高い演技力を発揮し、共演する佐藤健(33)も、Netflix「First Love 初恋」の大ヒットなどラブストーリー作品には欠かせない安定力を発揮している。

 俳優陣の脂が乗ったタイミングがうまく重なったことも大きいといえるが、特に女性たちに支持された「おかゆからのキスシーン」は、日常の中で触れ合えることの幸せや尊さのメタファーとしてもうまく機能していた。

「幽霊になった恋人がずっと自分のそばにいるという設定は《令和版ゴースト》と評す声もありますが、『悲恋系』をベースにしつつ、コメディー、サスペンス要素が加わってくる構成は韓国ドラマっぽさを感じさせます。前期大ヒットした『silent』は、日本人らしい奥ゆかしさや余白を大切にしたドラマでしたが、『100万回言えばよかった』は前期ヒットドラマの流れをうまく踏襲しながらも、サスペンスの新たな要素も入れて差別化することにも成功できている印象です」(同)

 ファンタジー風のラブストーリーにサスペンス要素を織り交ぜ過ぎることで、「話が進むたびに収拾がつかなくなるのでは?」という懸念も出ているが、物語はまだ始まったばかり。silentに続く、ヒットとなるか?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造