「100万回言えばよかった」はまるで令和版ゴースト?《設定ぶっ飛んでるけど泣ける》と評判
井上真央(36)は、今作が16年ぶりのTBS連続ドラマの主演だが、ブランクを感じさせない抜群の愛らしさと高い演技力を発揮し、共演する佐藤健(33)も、Netflix「First Love 初恋」の大ヒットなどラブストーリー作品には欠かせない安定力を発揮している。
俳優陣の脂が乗ったタイミングがうまく重なったことも大きいといえるが、特に女性たちに支持された「おかゆからのキスシーン」は、日常の中で触れ合えることの幸せや尊さのメタファーとしてもうまく機能していた。
「幽霊になった恋人がずっと自分のそばにいるという設定は《令和版ゴースト》と評す声もありますが、『悲恋系』をベースにしつつ、コメディー、サスペンス要素が加わってくる構成は韓国ドラマっぽさを感じさせます。前期大ヒットした『silent』は、日本人らしい奥ゆかしさや余白を大切にしたドラマでしたが、『100万回言えばよかった』は前期ヒットドラマの流れをうまく踏襲しながらも、サスペンスの新たな要素も入れて差別化することにも成功できている印象です」(同)
ファンタジー風のラブストーリーにサスペンス要素を織り交ぜ過ぎることで、「話が進むたびに収拾がつかなくなるのでは?」という懸念も出ているが、物語はまだ始まったばかり。silentに続く、ヒットとなるか?