木村拓哉が「漢気」で京都の時代劇超プロ集団“太秦の職人”たちも骨抜きに

公開日: 更新日:

 今回、太秦スタッフとの約束を果たせたという“美談”だが、実際、時代劇撮影の「聖地」である京都・太秦撮影所の職人かたぎのスタッフは有名だ。時代劇評論家のペリー荻野氏はこう話す。

「時代劇は、装備も撮影も大変ですから、状況に応じて、素早く準備して、いいものを作ろうとする超プロ集団ですよ。映画全盛期のように怒号が飛び交うということはないですが、皆さんキビキビと働いている。それは着慣れない衣装を着けている俳優さんに負担をかけることを最小限にしたいという思いもあると思います。現代劇の撮影とはまた違った、いい緊張感がありますね。私も30年近く通っていますが、出向くと、『ペリーちゃん、今日は何や、はよ帰り』なんてくすぐりから始まって、『取材ですよ』と返すのがお約束。でも、なんだかんだで手際よく段取りをつけて協力してくれるんです」

 それにしても職人肌のスタッフをも骨抜きにするキムタクの魅力とは何なのか。「ジャニーズは努力が9割」(新潮新書)の著書もある作家・編集者の霜田明寛氏はこう話す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造