オードリーは“全方位芸人”も軸足はラジオ…「リトルトゥース」が全面信頼するリスナー愛
そういったリトルトゥースを若林正恭(44)と春日俊彰(44)が大切にしていることも、リスナーが離れない理由だ。若林は2019年11月に15歳年下の看護師と入籍。発表したのがラジオで、同じタイミングで知った春日も驚いていた。同年、春日は10年交際のドッグカフェ店員の女性と入籍。若林はその間、恋愛については“妄想中の出来事”として、彼女の存在や同棲を語り、リスナーに隠し事をしない姿勢を貫いた。
2020年に春日に女児、2022年に若林に女児が誕生しているが、いずれもラジオで第一報を伝えている。2021年には妻が生出演。昨年、春日はエム・データ社が集計した「テレビ番組出演本数ランキング2022年版」で1位を取ったが、その目標を掲げたのもラジオだった。この“リスナーファースト”の姿勢がオードリーの人気の秘訣だと、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「2019年にラジオの10周年を記念した初の全国ライブツアーと、ファイナルの日本武道館公演を成功させたことで、人気は不動のものとなりました。ラジオではテレビの世界で生きる息苦しさを吐露しつつ、毒も吐いていますが、ライブでは圧巻の長尺漫才を披露。地に足がついた漫才師であることを見せつけたことで、改めてリトルトゥースたちからの信頼を得ました」
朝の情報番組から深夜のラジオまで、全方位型芸人となったオードリー。ラジオベースの長期政権は当分続きそうだ。