溝端淳平が今川氏真のイメージを変えた! 「どうする家康」で見せた“目の色の演技”が絶賛

公開日: 更新日:

■舞台で経験を積み時代劇で開花

「第6回では、人質交換で瀬名(有村架純)が川を渡る際、合図すれば瀬名を撃ち殺すこともできたが、元康を見て『父上!』と無邪気に笑う竹千代の声を聞き、合図をしないまま人質交換を終えるというシーンが描かれました。合図しようとしていた氏真の目は、狂気に満ち、獣のような目つきでしたが、竹千代の声を聞いた瞬間に、『自分は何をしようとしていたのか?』と我に返った心情が、全て“目の色”で表現されていました」(ある演出家)

 前作の「鎌倉殿の13人」では、源義経を演じた菅田将暉(29)の左右非対称の目の表情が話題となったことも記憶に新しいが、目の演技で見せてくれる俳優を味わえるのが大河ドラマの魅力の一つともいえる。

 また今までの今川氏真といえば、今川家を衰退させたボンクラ息子というイメージだったが、今川家の人質で家臣であった家康に仕えてまで、戦国時代を生き抜き、今川家を存続させた功労者でもある。

 今作で徳川家康同様、今川氏真も今までのイメージを一新するかのように描かれているからこそ、その役作りは難しかっただろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    愛川ゆず季が告白「長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…」

    愛川ゆず季が告白「長男の自閉症を隠していたわけじゃない。でも言葉にすごくパンチがあって…」

  2. 2
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 3
    中居正広「脱SMAP」成功の裏に“懐刀芸人”あり 自身が仕切る番組の「裏回し」任せ巧みに延命

    中居正広「脱SMAP」成功の裏に“懐刀芸人”あり 自身が仕切る番組の「裏回し」任せ巧みに延命

  4. 4
    愛川ゆず季が2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ” ネット検索で不安のループに…

    愛川ゆず季が2歳で長男の自閉スペクトラム症を確信した“逆さバイバイ” ネット検索で不安のループに…

  5. 5
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  1. 6
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    松井稼頭央監督とは対照的…西武“連勝”渡辺監督代行が見せた「芯ある采配」

    松井稼頭央監督とは対照的…西武“連勝”渡辺監督代行が見せた「芯ある采配」

  4. 9
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10
    “超ハイスペ外国人芸人”アイクぬわら 共演未成年少女「自宅連れ込み」で芸能界から退場か

    “超ハイスペ外国人芸人”アイクぬわら 共演未成年少女「自宅連れ込み」で芸能界から退場か