三浦瑠麗氏「性被害告白」も共感を得られなかったコメンテーターの資質 夫の逮捕で復帰も遠のく
■「自分だけの被害体験に閉じこもらずに生きていく」と自著で発信
「三浦さんは2019年5月、自身の半生を描いた著書『孤独の意味も、女であることの味わいも』で、14歳の頃に遭った集団性的暴行の被害や、長女を流産したことなどを告白しています。性被害を受けた人は、周りの理解が得られない二次被害もありますが、三浦さんはインタビューで『だからこそ被害者然とするのではなく、自分だけの被害体験に閉じこもらずに生きることで得られるものがあった』と発信していました」(女性誌編集者)
痛みを強さに変えてきたという自負を感じさせる内容であり、三浦氏の生き様から勇気を与えられた人もいたのかもしれない。ただ、見方を変えれば、三浦氏の告白は、「苦難を乗り越えて強く生きてきた自分」を広く認知させるものでもあった。
実際、本のレビューでは《基本的に著者(三浦氏)は被害者だが、その一方で自らの過去の不倫にもしれっと触れており、いじめを受けたのも無理はないな、と思ってしまった》《文章はうまいけど、独特の粘り気が鼻について最後まで読めなかった》という声もあった。