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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ずっとタレント業をやってきた東山紀之と井ノ原快彦がいきなり会社経営すること自体に無理がある

公開日: 更新日:

 会見の対応にも違和感があった。東山は、マイクがなければ「刑事7人」のワンシーンのように落ち着き払った受け答え。井ノ原もタレントで身に付いた“いい人”ぶりが会見を和らげたが、今回は落とし穴があった。

「茶番だ」と会見場が騒然とした時、他の声を遮るように“いい人”が声を上げた。見ている子供のために「ルールを守っていく大人たちの姿を見せていただきたい」と制止した。

 会場からは拍手まで起きたのも違和感があったが、そもそもこの会見を子供にどう説明するのか。ルールを守らなかったどころか、少年たちに長きにわたり性加害をしてきたのは、他ならぬジャニー喜多川氏だ。謝罪とともに、井ノ原ら幹部が今後はルールを守ることを約束する場でもある。

 被害者の会は「会見のやり直し」を求めている。二度あることは三度あるか、三度目の正直になるか。東山・井ノ原の真の力量が問われることになる。

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