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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ずっとタレント業をやってきた東山紀之と井ノ原快彦がいきなり会社経営すること自体に無理がある

公開日: 更新日:

 ジャニーズの会見を見ていて違和感を覚えた。まずはメディアの年齢層。300人を超えるメディアが集まったが、質問する記者を見ると、24年前に週刊文春で連載が始まったジャニー喜多川氏の性加害報道の裁判の経緯も含め、リアルタイムで知らない記者が多くいた。

 40代の記者は「文春の報道は学生時代だったので知らなかった。マスコミに入って先輩から昔話として聞いた」と話す。

 会見に出ていた媒体も、文春報道時には存在していなかったネットを中心にした社名が聞かれた。

「見て見ぬふりをしていたメディアが手のひらを返すようにバッシング」と非難されるが、ジャニーズとメディアの関係を直接、肌で知る人が少ない。逆に当時を知り、「忖度した」意識のある年配記者は遠慮があったのか、質問者は少なかった。

 質問する前に名乗る「社名・氏名」を聞くと、社名ではなく「リポーター」「ジャーナリスト」と肩書を言う人も多くいた。メディアに携わる人なら「どなたでも」と門戸を広げたともいえるが、「NG記者」と「優先指名記者」のリストを作る一因になったと思う。

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