タカラジェンヌ自殺騒動で漏れ始めた宝塚歌劇団の暗部と恥部…毎年40人“人減らし”報道も
タカラジェンヌの自殺騒動で揺れる宝塚歌劇団が「生徒が安心して舞台に立ち、ご観劇いただける環境が整うまでは、再開は難しい」として、宝塚大劇場公演を来月23日まで休止すると発表したのは20日のことだった。このような長期休演はコロナ禍を除いて異例である。
きっかけは、2月に「週刊文春」で報じられた“団員内のいじめ”。上級生からの慢性的ないじめがあり、宝塚歌劇団の上級生が下級生に対し、高温のヘアアイロンを額に押し付け、痕が残るほどのヤケドを負ったというもの。
このいじめが報じられて半年ほど経った9月30日、いじめ被害を受けていた下級生とされる娘役の有愛きいさん(享年25)が自宅マンションから飛び降り自殺を図った。10月7日の宝塚歌劇団の会見では「内部調査の結果いじめはなかった。誤ってヘアアイロンが当たってしまったということはあったが、非常に歪曲した表現で書かれた」と否定している。
そんな中、元スタッフが「毎年40人を辞めさせるのが責務」だったと告白したことが発売中の「週刊女性」で報じられた。毎年、宝塚音楽学校から40人が入団するが、そのまま入団すれば飽和状態になるので、入団分の劇団員を減らす作業が生じる。そういう人減らしの目的からも、宝塚はいじめが横行しやすい環境だったのだという。