著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

紅白司会の有吉弘行も、スキャンダルの松本人志も…芸能界は「騒がれるうちが華」だが

公開日: 更新日:

 芸能界は騒がれるうちが華。騒がれないと寂しいものだそうだが、「紅白」だけは年中行事のように騒がれ続けている。

 昨年11月の出場歌手発表を境に紅白ネタは年末まで報じられ、年明けは視聴率低下をネタにした記事が流れた。さまざまな突っ込みを指摘されるなか、集中砲火を浴びたのは初司会を務めた有吉弘行。巧みな話術と適度な毒舌で名司会者になった。

「平均点のタレントで使う側は安心して任せられる。高視聴率もないが失敗も少ない」といわれる有吉。現在、10本近いレギュラー番組を持つ有吉は後輩の芸人やタレントとの共演が多くいじりやすかった。番組も大半が収録。紅白は慣れない生放送で絡む相手も日頃、接点のない司会の女優と歌手の人たち。アドリブを出すどころか緊張感が伝わってきた。スタッフから出される指示をこなすのが精いっぱいの様子だった。

 注目された旧ジャニーズのいない紅白も韓国のKポップがフォローした形だが、近い将来の歌謡界の構図を見るようだった。大相撲がモンゴル出身力士で盛り上げてきたように、韓国勢が歌謡界の一大勢力となる日も近い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造