ジャニーズ性被害者「当事者の会」怒り爆発の必然 救済進まず、木村拓哉らも知らん顔の非情
当事者の会メンバーら、被害者への誹謗中傷はとどまるところを知らず。会見に姿を見せなかった代表の平本淳也氏は強迫性障害、パニック障害、うつなどを発症。石丸氏も「怖くて、とても電車にも乗れない」と、心的負担の大きさを語った。にもかかわらず、旧ジャニーズ側で、こうした誹謗中傷や2次被害について、やめるようコメントしたのは堂本光一のみ。「元々心に傷を負ってるのに、そこに攻撃的な言葉を投げるのはどうであれ絶対に許されない」などと訴えたが、それ以外、木村拓哉ら所属タレントも幹部もどこ吹く風である。
ジャニー喜多川氏の長年にわたる少年らへの性加害は、メディアが見て見ぬふりをして追及もせず、組織ぐるみでの隠蔽をはかる旧ジャニーズに結果として加担した。しかし、当事者の会が訴えるように、のど元過ぎればで過去を水に流すようでは何の解決にもならない。求められているのはジャニーズの再出発ではなく、過去と誠実に向き合い、被害者に丁寧な補償を続けることだ。