南部虎弾さんを悼む…「人間、生きている間が花」と語り闘病もネタにパフォーマンス
サソリを丸のみするなど、過激なパフォーマンスで世界をも魅了したのは周知のとおり。あれら、体を張ったパフォーマンスは、リーダーながら「ダチョウ倶楽部」を脱退し、お笑い芸人として起死回生を狙ってのものだったようだ。インタビューのときも、病気をネタにしたパフォーマンスを見せていたのだと分かってくる。喫茶店では薬物事件で逮捕の俳優のことを怒り、心配していた。肉体労働のバイトで下積みして、ようやく浴びたスポットライト。そこでパフォーマンスすることの価値、素晴らしさを身をもって知っていたからだ。
2019年に愛妻をドナーとする腎臓移植手術を受けた際も「入院というとき、たこ焼きパーティーをやりましたよ」と言っていたが、そのあとが本音だったのだと思う。こう言ったのだ。
「人間、生きてる間が花」
合掌。