門脇麦「厨房のありす」に「セクシー田中さん」問題が重なる不運…難役続き《普通の演技見たい》の声も
門脇麦(31)が主演を務める「厨房のありす」(日本テレビ系)が、世帯視聴率5%台と伸び悩んでいる。門脇が演じるのは、コミュニケーションを取るのが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)を抱えながら、天才的な化学の知識を持ち、客の健康状態や精神状態に合わせた料理を作る一風変わった料理人。毎回、化学や健康の知識などに関する情報を早口で話す長台詞がお馴染みとなっている。
こだわりが強く、大きな音などがダメという制限も多い自閉症の役ゆえに、一見偏屈で癖が強そうなキャラクターに映ってしまいそうだが、そこは門脇。持ち前のバランス感覚と演技力で、制限がある中で必死に生きる可愛らしい女の子像をうまく作っていると、視聴者からは好評だ。
その一方で、門脇の技量を試すかのように、ここ数作は"変わった人”の役が続いており、《麦さんは、好きなんだけど、もっと普通の演技が見たい》という声も上がっていた。
■制作側の技量試しに癖のある役柄が与えられてしまう実力派
「門脇さんといえば、演技に定評がある実力派です。それゆえに制作側が『他の人がやると成立しないような変わった役を演じさせてみたい』となってしまうのか、22年10月期のフジテレビ系『親愛なる僕へ殺意をこめて』で連続殺人鬼を崇拝し、自らも殺人をする女子大生の役を演じました。その直後の日テレ系『リバーサルオーケストラ』では天才バイオリニストなど、どうしても一癖ある役が与えられがちな印象です。そういったところが門脇さんの代表作と言われて、すぐに連想できるものがないという点に繋がっているのかもしれません」(ドラマ制作関係者)