芦田愛菜「さよならマエストロ」は高評価も…“皇室化”進むお気の毒と、女優としての今後
スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。
「秋篠宮家の眞子さんと小室圭さんの結婚問題が大騒動となったことから、(将来の天皇候補である)“秋篠宮家の悠仁さまの結婚相手は、芦田愛菜が最適ではないか”などと一部の大学教授や女性週刊誌が名前をあげた頃からこうしたイメージが定着していきました」
確かに読書好きで頭がよく、老若男女を問わず、好感度抜群の芦田はそうしたイメージに合いそうだ。しかし、本人の意思もないまま、勝手に将来のお妃候補として祭り上げられては、本人も困惑だろう。
■優等生イメージからの脱却
現在、CM起用は16社、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日系)などバラエティー番組でも活躍中の彼女にとって、こうした“皇室イメージ”が強まることはマイナスにはならないのか。Web「タレントパワーランキング」(アーキテクト)ほかで、芸能人の取材や人気分析を手掛ける女優評論家の高倉文紀氏はこう話す。
「子役時代は無名で、成人後にブレークするという例はよくありますが、彼女のように、子役時代に国民的な人気と知名度を獲得して大ブレークした後、成人になっても引き続き人気があるという女優さんは本当に珍しい。まずこれが大前提。ただ、学業優先でしばらく仕事をセーブしていたことから、現在はまだ、女優というよりも“優等生”というイメージの方が先行している。それが大量のCMの起用となり、こうした印象にもつながっているのだと思います」