森喜朗元首相“お咎めナシ”に芸能界からも声上がる 自民裏金事件の幕引き急ピッチで世論の怒り増幅

公開日: 更新日:

■#森喜朗の証人喚問を求めます

「党関係者が森氏側から聞き取った」だけで関与なしと認定し、「高齢の森氏にこれ以上話を聞く必要はないとの判断に傾いた」と報じられたものだから、X(旧ツイッター)は大荒れだ。タレントの松尾貴史氏は《一味が親分にどんな聞き取りをしたのか、コントのような話ではないか》と書き込み、劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏も《「高齢過ぎて何聞いても理解できない、会話ができない」ということか?逃すな》と批判。落語家の立川雲水氏は《高齢って何歳から?事と次第によっては全国の高齢者が好き勝手な事し放題になるんじゃねぇの?》と皮肉たっぷり。「#森喜朗の証人喚問を求めます」のハッシュタグが再拡散し、「森にも処分を!」の声が広がっている。

 軽重はさておき、安倍派幹部は「党勢低迷を招いた反省が足りない」と離党勧告に処せられるのに、親玉が無傷なのは誰が見ても納得がいかない。

「政界引退を表明した二階俊博元幹事長がおとがめなしなのもそうですが、誤解を恐れずに言えば自民党というのは悪さを長くするほど許される組織なのでしょう。世間一般の評価基準なんか関係ない。そんな政党に力を与えてきたのが有権者なのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 自民党支配の成れの果ては老害天国だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇