森喜朗元首相“お咎めナシ”に芸能界からも声上がる 自民裏金事件の幕引き急ピッチで世論の怒り増幅
■#森喜朗の証人喚問を求めます
「党関係者が森氏側から聞き取った」だけで関与なしと認定し、「高齢の森氏にこれ以上話を聞く必要はないとの判断に傾いた」と報じられたものだから、X(旧ツイッター)は大荒れだ。タレントの松尾貴史氏は《一味が親分にどんな聞き取りをしたのか、コントのような話ではないか》と書き込み、劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏も《「高齢過ぎて何聞いても理解できない、会話ができない」ということか?逃すな》と批判。落語家の立川雲水氏は《高齢って何歳から?事と次第によっては全国の高齢者が好き勝手な事し放題になるんじゃねぇの?》と皮肉たっぷり。「#森喜朗の証人喚問を求めます」のハッシュタグが再拡散し、「森にも処分を!」の声が広がっている。
軽重はさておき、安倍派幹部は「党勢低迷を招いた反省が足りない」と離党勧告に処せられるのに、親玉が無傷なのは誰が見ても納得がいかない。
「政界引退を表明した二階俊博元幹事長がおとがめなしなのもそうですが、誤解を恐れずに言えば自民党というのは悪さを長くするほど許される組織なのでしょう。世間一般の評価基準なんか関係ない。そんな政党に力を与えてきたのが有権者なのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
自民党支配の成れの果ては老害天国だ。