杉咲花「アンメット」大絶賛 次期フジ月10杉野遥亮「マウンテンドクター」への期待と不安要素
「『アンメット』の見られ方は近年の地上波連ドラの中では特殊なものでした。世帯視聴率も高くて再生数も多い“大ヒット”と呼ばれる作品には否定的な意見も多いもの。でも『アンメット』に関するネット上の書き込みは、ほとんどが称賛の声ばかりなんです。6月24日の最終回放送後のネットニュースの数や、それに対するコメントの数は過去最高クラスでした」
確かに《(主演の)杉咲花さんをはじめ、役者陣の演技が素晴らしかった》《原作に対するリスペクトがあり、原作の世界観をきちんと映像化していた》《1話からまた見直したくなる終わり方》《正直、ロス。ブルーレイ買おうかな》などなど、熱いコメントが数多く見受けられた。
「高視聴率の実績がある“ビッグネーム”をキャスティングしたり、ストーリーの“伏線と回収”に重きを置くのもドラマ戦略のひとつだし、それを楽しみにする視聴者もいます。でも、原作物でもオリジナル物でも伝えたいことの芯がしっかりしていて、そこに演者さんとスタッフが共通理解を持って向かっていれば、ドラマファンの心は動くはず。過去のヒット作の要素を寄せ集めるのは手堅い手法かもしれませんが、それより大事なことがあると、ドラマに関わる人たちに刺激を与えたのが『アンメット』だったと思います」(前出の亀井徳明氏)