「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ
「旅番組だと思ってなくて、スポーツドキュメンタリーだと思ってます」
(村井美樹/テレビ東京系「伊集院光&佐久間宣行の勝手に『テレ東批評』」7月6日放送)
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いまや「鬼軍曹」の異名で人気の村井美樹(44)。「ローカル路線バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」(テレビ東京系)の太川陽介率いるバスチームに対抗する鉄道チームのリーダーとして、チームメートを厳しく鼓舞する姿から付いた異名だ。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)のマドンナ役としてゲスト出演し、あと1分というところでバスを逃してゴールできず、号泣したところから始まった。その悪夢があったから「対決旅」では絶対に負けたくないと意気込み、初回からスギちゃんや西野未姫を怒ってしまう。その本気度がウケたのだ。そんな「対決旅」を評した一言が今週の言葉だ。
村井は高校時代に演劇部に入部すると、すっかり芝居の魅力にハマった。しかし、部員は4人だけで廃部を逃れるため、外部の演劇祭に出場するなど必死にもり立てたという(朝日新聞社「朝日新聞EduA」21年1月28日)。大学も演劇で有名な早稲田大学を選び、在学中にNHKドラマ「夏樹静子の量刑」でデビューを果たした。