著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

佐野元春さんに以前から訊きたかったことを問うてみた

公開日: 更新日:

♪恋人よ、これが私の一週間の仕事です。テュリャテュリャテュリャリャ♪

◆木曜(7月11日) パーソナルトレーニングの日。ぼくは食べることが大好き。20代の終わり、人間ドックで「食べる量を減らすか運動量を増やすかしないと、このままだとカラダ壊すよ」と忠告を受け、迷わず運動量を増やしたほど。小学校時代の水泳、ミニバスケットボールに始まり、カラダを動かすのは苦にならない。ただ長時間のランニングは苦手。妄想が止まらず集中できないから。それ以外をいろいろやって現在に至る。夜は祝いごとでホテルビュッフェ。ケーキとコーヒーのとり過ぎでなかなか寝つけず。自業自得。

◆金曜(12日) 30代に入って最もハマったのがボクシング(のマネごと)。一時はハマりすぎて、トレーニングの合間に少しだけ音楽の仕事をする、みたいな時期も。ハードなメニューを消化できなくなってから久しいが、いまでも関わりがある下北沢の老舗・金子ボクシングジムの主催試合を観るべく、後楽園ホールへ。

 一番の目当ては長年贔屓にしている細川チャーリー忍選手の3年ぶりの復帰戦。OPBFとWBOアジアパシフィックのミドル級元王者の細川は、2021年には松山ケンイチ主演のボクシング映画『BLUE/ブルー』で東出昌大の対戦相手役を務めたほど「絵になる」ボクサー。R&Bスターのディアンジェロを思わせるニヒルな風貌と粘っこい戦闘スタイルが、何ともぼくごのみである。実戦から3年離れていたが、来月迎える40歳を目前に3-0の判定勝ちを収め、見事なカムバックをはたした。

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