サザンは高齢不安? 夏フェス引退も…活動を続けてもらうだけでノーベル賞ものだ
もっとも、サザンのファンは幅広く、彼らの決断に納得する層も多いし、これといった文句の声は聞こえてこない。そもそもサザンは、コンサートを開けば毎回、「チケットが取れない」と悲鳴が上がるほどの人気。久々のアルバムや新曲「恋のブギウギナイト」を待ちわび、期待するファンが多く、出せば大ヒットとなる。
その一方で、作詞・作曲を担当している桑田には大きなプレッシャーがあるという。ファンが納得する楽曲でなくてはならず、それでいて新しさやエンターテインメント性も求められる。その「生みの苦しみ」が大変なのだそうだ。ソロ活動とは次元が違うようだ。
こうした音楽活動を46年も続けていくだけでも偉業で、70代間近の体力的なことを考えれば、夏の活動からの勇退もファンは別に構わない。海外には北米ツアーを成功させたローリング・ストーンズのような先輩もいるが、サザンも彼ららしい活動を長く続けられることが意義あることだと思う。続けてもらうだけでもファンにはノーベル賞ものだ。