嵐・二宮和也 “世渡り上手”の原点…ジャニーズ性加害問題などどこ吹く風で絶好調
■クールな「客観的視点」
「当時の二宮は、世界的に配信される『VIVANT』の続編や、NHKへの出演の話があると言われていました。性加害問題がある事務所と袂を分かたないとそうした作品に出演できない。その後、生田斗真や岡田准一ら旧ジャニーズの俳優としての実績があるタレントの独立が続きました。現在も表向きは、嵐のグループとしての活動は継続し、STARTO ENTERTAINMENT社とエージェント契約はしていますが、嵐復活の可能性は低いでしょうね。二宮はドロ舟から鮮やかに“一抜け”したわけです」
しかし、そこには深い思慮と葛藤があったはずと霜田氏はこう続けた。
「独立発表の時の『正直な話、僕も怖くなった』という言い回しも絶妙だなと感じました。彼はクールで冷静ですが、むしろ普段はひょうひょうとしていて、あまりそうした一面を前面に出しません。しかし、現実的にジャニーズという後ろ盾がなくなった今、個人としてここまで活躍できるのは、在籍時から自分の立ち位置や今後などについて常に考えていたことの表れだと思いますね」