元ピンク女優・田代葉子さんは公募エッセイで“賞荒らし”
80年代半ばの土曜深夜、男性視聴者たちに圧倒的な支持を受けたお色気番組があった。日本テレビ系の「TV海賊チャンネル」だ。中でも人気だったピンク女優、田代葉子さんがむき出しのオッパイを揺らしながら「イッテみるく?」とシロート男性に迫った「愛の宅配便!出前!イッテみるく?」コーナーだ。ロリ系キャラで人気だった田代さん、今どうしているのか。
「寒いでしょ。東京と比べると、マイナス7度は確実ですね」
JR大船渡線気仙沼駅からクルマで4分。12棟並ぶ仮設住宅の自宅を訪ねると、笑顔の田代さんがいた。
「気仙沼に来たのは2年前の3月。都内の設計コンサルタント事務所で大型プラント関連の設計士だった夫が、被災地支援の宮城県期限付き職員に採用されましてね。転居した夫を追っかけ、引っ越して来ました。新宿区内の3LDKマンションから、2DK住宅じゃないですか。洋服や家具はほとんど“断捨離”しちゃいました」
気仙沼弁に戸惑うこともしばしばだったが、「今では共通語と方言のバイリンガル」だとか。