髙嶋政宏さんに聞く 夫婦円満のための「変態道」の極意
「変態をさらしてから、生きていくのがずいぶん楽になった」という。愛用の哺乳瓶にお茶を入れて飲み、豪快に鞭を振る。そんな髙嶋政宏さん(53)の姿に周囲は圧倒されるが、どこか羨ましさも感じてしまうだろう。SMとの出合いや楽しさをあけすけに語っている著書「変態紳士」(ぶんか社)も話題だ。
「マニアの目にしか触れないと思っていたら、一般の読者から『気持ちが軽くなった』という感想をもらったりします。すべての人間は自由ですから、法に触れたり人さまに迷惑をかけたりしなければ、趣味の世界に没頭してもいいんです」。ひとりでも楽しめて夫婦仲もうまくいく「変態道」を聞いた。
■SMショーは博多旅行のコースに
「普段じゃ味わえない、妖しくてなまめかしい緊張感も興奮につながるんじゃないかな。僕が見るショーは、責め師対M女、または女王様対M女で、M男は出てこないんです。全国的に条例が厳しくなっていますが、オススメは、博多・西中洲にある『キンキーボックス』です。夫婦で旅行に行って、屋台でおいしいものを食べたあとにピッタリ。『髙嶋さん行っているらしいよ』とネタにすれば誘いやすいでしょ? 鞭は、ウエストラインのベルトを狙って打つので、痛いというより、『やられちゃった』と楽しい感じ。希望者はやってもらえます。ただ、妻のシルビアは、僕がSNSの話をしているのに『いま、SMって言った?』と返してくるくらい嫌がっています」