俳優の世界に入り鍛錬を重ねても出演する機会がなければ、俳優としての道は閉ざされる。まるで裏取引のような時代は終わった。俳優になる門戸は公平であってこそ、本物の逸材は見つかる。近年は朝ドラだけでなく、大手プロもオーディションで金の卵を探す時代。
米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」の出演者のひとり三浦透子も6歳の時にCMのオーディションに応募して選ばれたのをきっかけに女優の道に進んだ。11歳で本格的にドラマデビューして今年で14年。自ら女優の道を切り開き栄光を掴んだ。本当の映画には夢がある。