ジャニーズに突き付けられた創業者の性加害という“負の遺産”…問われるメディアの存在意義
「この国の大手メディアは一体全体どうなっているんだ」「なにか弱みでも握られているのか?」
ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏(故人)による少年たちへの性加害で、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(26)が日本外国特派員協会で記者会見した翌13日、海外メディアからそんな声があがった。
「イギリスの公共放送BBCが報じ、問題が世界的になっても、完全スルーした日本の大マスコミですからね。今回も案の定といえば案の定ですけど、被害者が顔出し、実名で公の場に初めて登場し行状を告発したにもかかわらず、NHKも民放各局も沈黙している。共同通信が配信した記事を掲載した一般紙はありましたが、メディアがメディアとして機能していないといわれて当然ですよ」(ワイドショーデスク)
報じたくてもTV局にはジャニーズへの「忖度」があり、報じることができないのだという。
会見でオカモト氏はこう言った。
「日本のメディアでは、おそらくこのことは報じないだろう。外国のメディアならば取り上げてくれるのではと言われ、この記者会見を受けることにしました」