ジャニーズ事務所だけじゃない…芸能プロの「圧力」とTV局の「忖度体質」は今も変わらない
「そもそも資産が1000億円もある巨大企業を、経営の経験が全くない元タレントの東山と井ノ原のもとでやっていけるとは誰も思ってないでしょう。当然、裏で糸を引いてる人物がいるはずです。しかし、現在、ジャニーズ事務所のガバナンスがどうなっているのかは全く分かりません。どういう手続きを経て、誰がどのように意思決定しているかも見えてこない。不気味な状態です」
■セクハラ、パワハラ、枕営業、性加害…
一方、ジャニーズ事務所は会見後、公式サイトで“逆ギレ”したかのようなメディア批判の「声明」を乱発している。
「つい数カ月前までは、テレビ局や新聞社などの大手メディアもひれ伏す立場にあったわけですからね。しかし芸能界全体で言ったら、ジャニーズに限らず、闇に葬り去られている、大手芸能事務所のセクハラ、パワハラ、枕営業、性加害、さらには性加害どころじゃない殺人事件などは存在しますよ。昨年、私は『CIA陰謀論の真相』という本を出しましたが、そこである大手芸能事務所が関わる殺人事件について触れたのですが、完全に黙殺されています。今のジャニーズ事務所の性加害問題を多くのメディアが一笑に付し、見て見ぬフリをして相手にしてこなかったのと全く同じ構図です。芸能事務所のメディアへの圧力、そしてメディア側の忖度はいまだに歴然と存在しているんです。ただ、長い目で見れば、こうしたタブーは徐々に暴露される流れになっているとは思います」
ジャニーズ事務所の問題が自分に飛び火しないか首筋の寒い芸能プロのお歴々は少なくないはずだ。