“3分診療”時代にしっかり診てもらう「7つのキーワード」

公開日: 更新日:

〈これまでの人生でこれほど熱が出たことはありません……〉。病気で苦しんでいる患者は、不安もあって症状を大げさに伝えがちだ。もちろん医者もわかって対応しているが、自分の感情ではなく、医者が本当に知りたいことを伝えることができれば、早く的確な処置につながるし、誤診の予防にもなる。「3分診療」といわれる時代、短い診察時間でもしっかり診てもらうコツを覚えておきたい。

 日本消化器病学会専門医の江田証氏(江田クリニック院長)は、医者に要領よく病状を説明できる医療版「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)として、「L・Q・Q・T・S・F・A」を推奨している。どんな症状でも、アルファベットの頭文字に沿って伝えればOK。例えば腹痛の場合はどのように伝えればいいのか。

■L(Location…痛みの場所)

 どの辺りに痛みがあるのか。腹痛といっても胃だけではなく、胃の周辺にある臓器の疾患が原因になっているケースもある。みぞおち付近が痛むなら、胃の裏にある膵臓、胃の前にある肝臓、胃の右横にある胆のうや胆管の病気の可能性も。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中丸雄一の密会騒動“体の関係ナシ”で謹慎?アダとなった“旧ジャニーズ随一”お茶の間好感度の高さ

  2. 2

    来年引退決断の柔道ウルフ・アロン「『心残りはある』って言ってしまったんですけど、『やっぱりねえな』と(笑)」

  3. 3

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  4. 4

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  5. 5

    寛解直前で数値が上昇…タレントの山本量子さん語るがんとの闘い

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    「海のはじまり」は地に落ちたフジ月9の象徴か…TVコラムニストが薦める意外な視聴者層

  3. 8

    高野連を直撃「甲子園でリクエスト制度なぜ導入されず?」

  4. 9

    大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく

  5. 10

    これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ