背骨のゆがみを正す「タオル枕」で肩こりも腰痛も消えた
腰痛、肩凝りに悩んでいる人は、バスタオルで作った「タオル枕」を使ってはどうか? それだけで簡単に症状が改善するかもしれない。「1日5分タオル枕健康法」(海竜社)などの著書がある「心神診療室」の髙木智司院長に話を聞いた。
「タオル枕」は簡単に作れる。バスタオルの短辺を手前に広げ、長辺を端から四つ折りにする。短辺を端から強く巻き、直径8~10センチほどの棒状に整え、両端と真ん中の3カ所を輪ゴムで縛る。
これを2つ作り、首と腰に当ててあおむけに寝る。背骨が快適と感じる位置に調整したら、手のひらを上に向け、自然に腕を伸ばし、全身の力を抜いて息を吐く。5分間経ったら、ゆっくりと枕を外す。腰痛がひどくてあおむけ寝がつらい人は、1分でも2分でもできる範囲でいい。枕を外したら、5分ほどあおむけ寝で気持ちを落ち着ける。
これだけの方法で、早い人では1カ月ほどで、腰痛、肩凝りなどの不調が軽減するという。
「タオル枕を首と腰に当てることで、この2つが同時に伸び、背骨全体のカーブを自然な形に整えます。不調は、脊椎が歪んで神経を圧迫させていることから起こっていると考えられます。歪みを改善することにより、不調が軽減していくのです」