著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米で承認「女性用バイアグラ」 男女とも“NO寄り”意見多いワケ

公開日: 更新日:

 女性用バイアグラが8月に米食品医薬品局から承認されたニュースはすでにお届けした通り。

 日本では興味津々の声が多いようですが、米国ではどちらかというと否定的な意見が目立っています。

 毎日飲み続けなくてはならないため、「めまいや吐き気など強い副作用が指摘されている薬なんて飲み続けられない」「その割には効果が弱い(満足する回数が0.5~1回増える程度)」というわけです。

 さらに取材をすると、女性たちから「そもそも必要ない。むしろ、害になるのでは」という意見が聞こえてきます。

 女性の性欲減退は複雑に要因が絡み合っていて、個人差も大きい。「小さな子供が4人いる。仕事と家庭の両立で疲れ切っていて、セックスどころではない」「相手との関係がうまくいっていない」といった具合です。精神科医やセラピスト、そして一般女性までもが「男たちは薬の存在を女性の環境やお互いの関係の改善に努力しないことへの言い訳にするのでは」と危惧しています。「女性のすべてが旺盛な性欲を持つべきと決められてはたまらない!」と言う女性もいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」