改正がん対策基本法で考えた「がん治療と仕事」両立のカギ
放射線の夜間医療機関が全国にあるわけではないとはいえ、こういう選択肢があることは頭に入れておいてください。そうでないと、がんの治療と仕事、ひいては生活とのマッチングが難しくなります。
「息を引き取る直前まで『仕事に行こう』と申しておりました」とは、昨年4月に亡くなった俳優・愛川欽也さん(享年80)を看取った妻・うつみ宮土理さん(73)の言葉です。病状に応じて治療法をうまく選択すれば、亡くなる直前まで元気に仕事ができますから。