突然の脳梗塞…迷わず救急車を呼ぶべき「5つの症状」
年末年始の休暇に入り、病院も休みになる。しかし、5つの「ちょっとした異変」があれば、迷わず救急車を呼ぶべきだ。最悪の事態になりかねない。
「びびっと気づいて対応するか、『何かおかしいな』程度に考えて放置するかで、その後の運命は大きく変わります」
こう言うのは、東京慈恵会医科大学神経内科の井口保之教授。脳梗塞治療のエキスパートだ。
脳梗塞は突然起こる5つの症状が見極めの決め手になる。ところが、井口教授によれば、「見落とされることが非常に多い」という。ドーンとくる重い症状であれば慌てて救急車を呼ぶだろうが、軽い症状のケースが珍しくないからだ。しかも、一過性脳虚血発作といって、数分から1時間以内で症状が消えてしまうケースもあるから厄介だ。
井口教授らの調査では、どんなに軽い症状であっても「びびっと気づいた」人は76%が2時間以内に来院。 一方、症状には気づいていても重大視しなかった人は半数以上がすぐに病院に来ていなかった。
これがどういう結果を招くのか。