医師も推奨 牛乳パックはノロウイルス看病の“最大の武器”

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「吐き気を感じた患者さんがトイレに間に合わずカーペットなどに吐いてしまうと、カーペットを掃除してもウイルスが残りやすい。床だと、嘔吐物がはねて、思わぬところに付着している恐れがあります。そういうリスクを防ぐために、症状がひどいときはベッドサイドに空の牛乳パックを用意しておくといい。牛乳パックは耐水性に優れ、繰り返し使える上、汚物をトイレに流すのも楽なのです」

■2次感染にも要注意

 牛乳パックは、看病する人にとってもメリットがある。洗面器などに吐くと見た目のキツさから、看病する人も吐き気を催しやすいが、牛乳パックは中が見えないため、そのリスクが低くなる。牛乳パックの口を閉じてトイレまで持っていけば、嘔吐物の臭いに困ることもないだろう。

 看病した人は、もちろん手洗い必須。

「感染者が触れやすい生活アイテム、たとえば、いろいろなリモコンやスマホ、トイレのレバー、ドアノブ、蛇口、トイレットペーパーの箱、シーツ、枕カバーなどにウイルスが付着している恐れがあります。それらに触れたときも、よく洗うことです」(西崎氏)

 生活アイテムからの2次感染にも要注意だ。

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