急性心筋梗塞死亡率 東海では三重県が全国平均より2割高い
愛知県全体の数字は94.1。心筋梗塞で亡くなるリスクが低い県の一角に入っています。名古屋市内の数字が低い(90.1)のは当然か。それ以外で特に目立つのが、日進市、長久手市、みよし市など、名古屋市と豊田市に挟まれたエリアです。2つの大学病院(愛知医科大学・藤田保健衛生大学)の存在が大きいのかもしれません。
しかし、これより南側の東海市、碧南市、西尾市などと、渥美半島と知多半島の数字が高め。つまり三河湾をぐるっと囲む地域が、ハイリスクになっているのです。
岐阜県全体の数字は103.1と、全国平均並みです。全国平均に一番近いのは長野県(100.1)、2位が石川県(102.2)で、岐阜県は3位です。その中で美濃加茂市だけが突出して高い数字を示しています。近隣の自治体の数字はさほど悪くないので、理由がよく分かりません。
美濃市から大垣市に至る中濃・西濃地域は、心筋梗塞で亡くなるリスクが全国平均のほぼ半分から8割程度。ただ、県内の大病院が集まる岐阜市は100.1で、全国平均と同じ。羽島市はかなりハイリスクになっています。