【花粉症の免疫療法】日本医科大学付属病院 耳鼻咽喉科(東京都文京区)
免疫療法は単独よりも他の治療法と併用した方が改善率はいい。同科で、症状が強いときに薬を併用する患者の割合は最初の年が6割、2年目から3割に減るという。
「免疫療法の改善率は、治療開始から2年経過でみた場合、差はあっても7割は確実に症状が軽減して、薬が必要なくなります。そのうち、まったく症状が出なくなるのは3割くらい。ただし、やめると戻る患者さんもいるので、3年は続けてもらっています」
薬剤費は3割負担で、舌下が1カ月分で1000円ほど、皮下注射は1本150円程度だ。
<データ>
1910年に開設した日本医科大学の本院。
◆スタッフ数=常勤医師12人
◆年間外来延べ患者数(2016年)=2万8961人
◆免疫療法の患者数=舌下85人、皮下注射256人