【コンタクトによる目の痛み】防腐剤入り人工涙液は避ける
コンタクトレンズをしていて、目に痛みを感じたらどうするか。とりあえずレンズを外してみて痛みが楽になるか、異物感がなくなるかを確認することだ。レンズが汚れていれば、洗浄してつけ直してみる。眼鏡を持っていれば、眼鏡に替えて目を休ませ様子を見る。
ただし、1データイプは一度外すと捨てなくてはいけない。それ以外のレンズでも、保存ケースや保存液を持ち歩いていなければ外せない。どうしたらいいのか。「おはらざわ眼科」(東京都北区)の小原澤英彰院長が言う。
「異物感のような激しい痛みでなければ、ドライアイやホコリなどが原因とも考えられます。市販の人工涙液をさして様子を見てもいいでしょう。人工涙液は防腐剤の入っていないものにしてください。使い回しレンズだと、防腐剤の成分がレンズに吸収されて角膜に悪影響を及ぼす場合があるからです」
目が痛い場合、角膜に傷がついていることも考えられる。しかし、ソフトレンズは材質が軟らかいので、症状がかなり悪化しないと痛みを感じにくいという。
では、洗浄・保存液の代わりに水道水を使って、小皿などにレンズを外すのはどうか。ハードレンズでは、すすぎや装着の際に水道水を使うことができる。しかし、ソフトレンズは一時的でも水道水は絶対に使ってはいけない。