【コンタクトによる目の痛み】防腐剤入り人工涙液は避ける
「ソフトレンズに水道水を使うと、水分を吸収して含水率が変わって使えなくなります。それに、ハードに比べてソフトの素材は雑菌やカビがつきやすい。水道水の中にもアカントアメーバはいるので、角膜に傷がついて侵入すると角膜炎を起こします。ひどいと失明する場合があります」
手元にケア用品がなければ、近くの薬局で購入するのが賢明。レンズを人工涙液に浸してもいいが、入れる器が汚れている可能性があるので勧められないという。
今は「1デー」タイプと「2ウイーク」タイプのレンズを使用している人が多いが、使用期限を守らないのも目の痛みや角膜障害の原因になる。2ウイークでは、「目に装着している時間が2週間」と勘違いしている人もいるという。使用期限は「レンズを開封してからの期間」なので注意しよう。
「目の痛みで怖いのは、角膜の傷から病原体が入って黒目が白く濁ってできる『感染性角膜炎』や『感染性角膜潰瘍』です。レンズを外しても翌日まで充血を伴う目の痛みが続くようなら、早急に受診するべきです」