40代から70代に多い「上咽頭がん」は、珍しいがん。鼻の奥から食道までの間に出来る悪性腫瘍で、上部位から「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」の3つに分かれる。
高橋さんは鼻の奥にがんが発症した「上咽頭がん」で、国立がんセンターの統計では、年間約500例。
今後の治療法について高橋さんは、医師から4通りの治療法を提示され、選択を迫られた。
選択肢は①漢方療法②化学療法(抗がん剤と放射線療法)③外科的手術④丸山ワクチンだった。
自宅に戻った高橋さんは、妻と4人の子どもを招いて家族会議を開くことになる――。