【線維筋痛症】投薬治療で75%は痛みが半分以下に改善

公開日: 更新日:

 他にも漢方薬、ストレッチや水中歩行などの運動療法、トリガーポイント注射(局所麻酔)、スーパーライザー(近赤外線治療)、磁気治療などの治療法も患者に合わせて組み合わせる。磁気治療器は岡院長が企業と提携して発展させたもので、6月から日米で臨床試験(治験)を始める予定という。

「治療で薬が完全に不要になる患者さんは年に1人くらいしかいません。しかし、ペインビジョンの判定では、治療で75%以上の患者さんは痛みの度合いが半分以下に改善します。仕事ができなかった患者さんの中には、就労復帰している人もいます」

 治療法の引き出しが多ければその分、治療効果は高くなる。多くの患者を診ているから、多くの引き出しが必要という。

▽1986年聖マリアンナ医科大学卒。東京大学医学部物療内科(医学博士)、聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター、東京医科大学八王子医療センター教授などを経て、2016年開院。東京医科大学兼任教授。〈所属学会〉日本リウマチ学会、日本線維筋痛症学会、日本ペインクリニック学会など。

【連載】人生100年時代を支える注目医療

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭