みのもんたも苦しんだ 脊柱管狭窄症が疑われるポイント2つ
狭窄の程度と症状の強さは必ずしも一致しないため、画像検査の結果だけでは判断できない。高齢男性では、頻尿や残尿感がある前立腺肥大も疑われるので、鑑別診断も必要だ。
脊柱管狭窄症の手術には、切開手術と内視鏡下手術がある。古閑副院長が行っているのは、内視鏡の中でも直径が細い内視鏡MEL(直径16ミリ)やPELD(直径7ミリ)を用いた内視鏡下手術だ。
MELは主に中心性狭窄に対し、PELDは外側陥凹狭窄に対して行う。
「いずれも全身麻酔で行います。MELは入院期間が4~7泊、PELDは2~3泊になります。MELもPELDも保険適用です」
微小内視鏡PELDによる脊柱管狭窄症の治療は非常に高い技術力が求められる。
この数年、PELDによる脊柱管狭窄症手術を行う医療機関が少しずつ増えているが、一方で、神経損傷の報告もやや増えている。内視鏡下手術を受けるなら、手術件数の多い医療機関を選ぶべきだ。