子供の発達障害で知るべき「感覚過敏と栄養不足」への対策

公開日: 更新日:

「感覚過敏には多くのパターンがある。親は子供をよく観察し、それに合った工夫が大切です。雑踏でヘッドホンをする、手を握るなど“予習”させた上で声を掛けるとか、物の一部だけを見て全体がわからなくなるなら、片目ずつ見るように指導するなどです」

 子供に居心地の良い空間をつくるのはいいが、過剰になってはいけない。

「子供時代に対人関係が苦手で空気が読めなかったり、じっとしていられなかったとしても、経験を積み重ねれば弱点を補えるようになる。摩擦を恐れて過保護にならず、場面ごとに自分以外の人がどのように感じるかを繰り返し教えましょう」

■ビタミンサプリや乳酸菌を活用

 発達障害があるからといって、将来必ず引きこもりや不安障害になるわけではない。

「これらは発達障害の二次障害です。原因は『自分はダメなんだ』との自己肯定の低さ。そうならないように普段から褒めることが大切です。それでも周囲との摩擦が強く、本人が自己肯定できないと感じたら、転校など環境を変えるのも手です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…