子供の発達障害で知るべき「感覚過敏と栄養不足」への対策
「感覚過敏には多くのパターンがある。親は子供をよく観察し、それに合った工夫が大切です。雑踏でヘッドホンをする、手を握るなど“予習”させた上で声を掛けるとか、物の一部だけを見て全体がわからなくなるなら、片目ずつ見るように指導するなどです」
子供に居心地の良い空間をつくるのはいいが、過剰になってはいけない。
「子供時代に対人関係が苦手で空気が読めなかったり、じっとしていられなかったとしても、経験を積み重ねれば弱点を補えるようになる。摩擦を恐れて過保護にならず、場面ごとに自分以外の人がどのように感じるかを繰り返し教えましょう」
■ビタミンサプリや乳酸菌を活用
発達障害があるからといって、将来必ず引きこもりや不安障害になるわけではない。
「これらは発達障害の二次障害です。原因は『自分はダメなんだ』との自己肯定の低さ。そうならないように普段から褒めることが大切です。それでも周囲との摩擦が強く、本人が自己肯定できないと感じたら、転校など環境を変えるのも手です」