首の椎間板ヘルニア…箸を持てなくなったら手術が適切

公開日: 更新日:

 首の部分には、7個の骨(頸椎)がある。この頸椎と頸椎の間にある、クッションのような役割を果たす「椎間板」が、悪い姿勢やスポーツなどで飛び出し、神経を圧迫している状態を「頸椎椎間板ヘルニア」という。飛び出ている椎間板が「ヘルニア」だ。高齢者だけでなく、若い世代にも見られる。

 椎間板ヘルニアが神経を圧迫しているので、痛みやしびれがある。この頸椎椎間板ヘルニア、治療の基本は保存療法。首を固定させて安静に保つ「頸椎カラー」をつけたり、消炎鎮痛薬などを服用する。ほとんどの患者が、これらの治療で2週間程度で改善していることを実感し、3カ月も続ければ、痛みやしびれが消える。しかし、そうではない場合がある。

「生活に支障が出るほどの痛みやしびれです」(千葉大学医学部附属病院整形外科の古矢丈雄医師)

 具体的にはどういうものか? たとえば、痛みがひどかったり、しびれが強かったりで会社に行くこともできない。手足のマヒで「箸を持つ」「字を書く」「ボタンをはめる」など細かい動作ができない。足がしびれて歩行障害が出てくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し