性感染症にかかりやすい男性は「尿道下裂」の疑いがある

公開日: 更新日:

「尿道下裂とは、男性のペニスの生まれつきの形態異常(奇形)です。外性器の奇形は男女共に大変多く、男性の尿道下裂は約200人に1人ともいわれます。胎児のころの外性器の発育分化の過程で、性ホルモンの分泌や作用に何らかの問題があったと考えられていますが、ハッキリとは解明されていません」

 尿道下裂をひと言でいうと、尿道が尿道口から裏筋に沿って裂けている状態。どれくらい裂けているかは人によってさまざま。程度がひどければ生まれたときに分かるが、程度が軽ければ産婦人科医や両親も気がつかない。大きくなって立ち小便やセックスができれば臨床的には問題ないと考えられている。ただし、性感染症の側面から見ると大きな問題点があるという。

「通常、成人男子の尿道口は縦長に割れていて、その長さは約5~10ミリです。一方、泌尿器科などで偶然発見される尿道下裂の人は、程度の差はありますが10~20ミリです。本来、尿道の先端が狭いのは尿や精液を勢いよく出すためです。それと、病気の原因となる病原体が侵入しにくいよう狭くつくられているのです」

 つまり尿道下裂があると感染防御機構が働かず、性感染症にかかるリスクが非常に高くなるという。自分の尿道口をよく観察し、気になるようなら泌尿器科医の診察を受けよう。尿道下裂の程度がひどい場合は、手術をすれば尿道口を狭くすることができる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主