各界で相次ぐ発症報道 脳梗塞は下戸より酒豪がなりやすい
そういえば、天龍は、酒豪ぞろいの格闘家の中でも特に酒豪で知られていて、本紙好評連載「今だから語れる涙と笑いの私の酒人生」に登場した元レスラーの面々は、天龍の酒豪ぶりをこんなふうに語っていた。
「ご一緒している時はたいていお店のお酒が売り切れになっちゃいましたね」(2015年2月13日付風間ルミさん)
「アイスペールにウイスキーや日本酒、焼酎、ワインと何でも放り込んで回し飲みする『天龍スペシャル』は天龍源一郎さんの定番」(2018年12月13日付小橋建太さん)
風間さんも“天龍スペシャル”の経験者で、「こんな飲み方してるから、どんどん酒が強くなっちゃったんですよね」と笑っていた。
■百薬の長である酒量は
一般人は決してマネしてはいけない酒豪ぶりだが、アルコールをめぐっては、飲酒後に血圧が下がるという報告もある。そうだとすると、どう解釈すればいいのか。
「夕食時にアルコールを摂取してしばらくは、血圧が下がりますが、就寝してから起床時にかけて普段よりも血圧が上がりやすい。その血圧上昇については、アルコール摂取量が一定量を超えて増えれば増えるほど、高くなります。つまり、一定量が問題です。その範囲内なら、血圧をそれほど上げることなく、血管障害のリスクを下げるメリットを享受できます。その一定量は、アルコール量で1日30ミリグラムです」