人が集まる場所に行く前に漢方で対策 薬剤師のおすすめは

公開日: 更新日:

 東京・大塚の「氣生薬局」は、漢方歴26年の薬剤師、久保田佳代さんが運営する漢方薬局だ。

新型コロナウイルス以降、『うつ状態で悩んでいる、漢方でなんとかできないか』という方からの相談が増えました」(久保田さん=以下同)

 ある時は、「死んでしまうかもしれない」と中年男性から切羽詰まった電話がかかってきた。聞くと、眠れず、動悸がひどい。隣にいる人がコロナなんじゃないか、自分が知らないうちに感染していて家族や同僚にうつしてしまうのではないか、常に不安で仕方がないと訴える。薬局へ来てもらい、漢方薬を処方したところ、1週間後には「ぐっすり眠れるようになり体調も良くなった。あの時なぜあんなに悲観的だったのか分からない」との報告があった。

「漢方薬には『気』を調えて抗ストレスに働くとともに、自身の持つ本来の免疫力を取り戻し、さらに向上させる作用があります。コロナの先行きが見えない不安やストレスは、免疫力を低下させます。不安を抱えている人はぜひ試して欲しい」

 久保田さんがおすすめするのは、補中益気湯や半夏厚朴湯。前出の男性も飲んだ漢方だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭