家庭内感染予防に役立つというが…自宅でもマスクは必要か

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 ちなみに、家にいる時間が長くなると、いやでもテレビなどから新型コロナ関連の情報が目につく。

 しかし、それをただうのみにして恐れるのではなく、健全なる懐疑心を持たなければならない。

 例えば、人の交流や飲食を一時的に制限しても、それのみで感染流行が本格的収束に向かうわけではない。

 それは欧米での再度の感染爆発や世界における昨年来の感染流行の経過が物語っている。

「だからこそ日々の新規感染者の数に一喜一憂せずに新型コロナの報道を正しくとらえ、自分にできる基本的感染症対策に専念しなければなりません。空気感染でも飛沫接触感染でも、感染リスクは病原体の体への侵入量に比例する傾向があります。過度に感染に神経質にならず、頻繁な家具やドアノブのアルコール消毒が必要なのか、外套に付着したウイルスが感染力を持つほどの量なのか、もう一度立ち止まって考えることも必要です」

■この先大事なのは多様な考え方と健全な懐疑心

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