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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

夏バテの対策にはゴーヤーとタコで体をクールダウン

公開日: 更新日:

 ミョウガも体のほてりをとる優れた作用があります。そうめんや冷ややっこなどの薬味には、この時季は体を温めるショウガより、涼を呼ぶミョウガがおすすめです。

 魚介では、タコが寒涼性を代表する食材です。真夏日の晩酌のおつまみは、迷わずタコをおすすめします。

 また、スイカやパイナップル、バナナも涼み系フルーツ。南国でよく食べられるものは「冷やす食べ物」と覚えておきましょう。飲み物は熱を冷ます作用に優れた麦茶や緑茶がおすすめです。

 また、夏場は体に熱を持たせる牛肉、ニラ、ネギ、ショウガ、エビは控えめに。唐辛子やスパイスが激しく効いた料理は、自ら体をヒートアイランド化させているようなものです。慎みましょう。

■夏バテ撃退薬膳レシピ

ゴーヤーとタコの暑気払いそうめん

 体にこもった熱を冷ますゴーヤーとタコを組み合わせて「体内クーラー化」を図る薬膳レシピ。ゴーヤーは皮の部分をすりおろせばワタを取る手間が不要。ゴーヤーのほろ苦さが決め手の、冷酒のつまみにもいいそうめんです。苦味が得意でない人は、めんつゆはカツオだしが効いた濃いめのものを。

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