著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

せわしないときこそ「スローな動き」をスローガンにする

公開日: 更新日:

「忙殺されてデスクのどこに資料を入れたのか思い出せない」「スケジュールが詰まりすぎていて、次に何をするのか分からなくなる」など、忙しさが立て込むとどうしても思考力は停滞気味になってしまうと思います。

 そういうときは焦らずに、あえてスローに動いてみてください。「何を悠長な! こちらは焦っているんだ」なんて声も聞こえてきそうですが、タフツ大学のスレピアンとアンバディーの研究(2012年)によると、「なめらかな手指の運動をすればスムーズな思考が導かれ創造的になる」。焦っているときこそ、なめらかな動きをした方がいいというわけです。

 実験では、2つのチームにそれぞれ曲線的な線画と、直線的な線画を描いてもらいました。そして、線画を描き終えた後に感想を求めたところ、どちらのチームとも、曲線的な線画を描いた後の感想の方が、よりディテールが細かい創造的なコメントを残したといいます。研究では、考えが煮詰まったときなどは、なめらかな手足の動きをするようなアクションによって、スムーズな思考が導かれやすく効果的とうたっています。

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