直感&直観が大事!「考えるな、感じろ」は侮れない
あれこれ考えすぎ、ストレスがたまっていくことは珍しくありません。ふらっと入ったお店でA定食を頼むか、B定食を頼むか……そんなささいな選択ですら、人によっては難しく考えてしまいがちです。迷った揚げ句、A定食を選び、配膳された実物を見て、「何か思っていたのと違う。B定食にすればよかった」なんて思おうものなら、せっかくのご飯もおいしくなくなってしまいます。ブルース・リーではないですが、「考えるな、感じろ」。直感によるチョイスも、ときには大事でしょう。
ラドバウド大学のダイクスターハウスらは、「考えすぎない無意識の判断を軽視することはできない」という実験結果(2009年)を明らかにしています。実験では、被験者に4つのタイプの異なる中古車について説明を行ったのですが、うち1台だけは明らかにお買い得だとわかる車を交ぜました。その際、片方のグループには考える時間をたっぷり与え、もう片方のグループにはパズルをさせて、考える時間をあまり与えないようにしました。
まず、難しい説明をせずに選んでもらったところ、どちらのグループもお買い得の車を選ぶ割合に差はありませんでした。