クスリを飲み忘れた…次回はどのタイミングで服用すればいいのか
高齢者は処方されているクスリの種類がたくさんあるケースが多く、服用(使用)自体が複雑な方もいらっしゃいます。そんなときによくあるのが、「あ、飲み忘れてしまった!」ではないでしょうか? 薬剤師としては忘れずに服用していただきたいところですが、人間、誰しもうっかり忘れてしまうこともあります。そこで今回は、服用し忘れてしまったときの対処法についてお話しします。
そうした場合の対処法は、クスリごとに決まっている用法(1日に服用しなければならない回数)によって異なってきます。クスリには1日1回服用すればよいものもありますが、1日2回、1日3~4回服用しなければならないものがあります。ポイントは「いつそのクスリを飲み忘れたことに気づけるか?」です。
1日1回のクスリを服用し忘れてしまった場合、その日のうちに気づくことができればそのタイミングで服用しましょう。気づくのが翌日になってしまったときは仕方ありません。服用し忘れた分はスキップしましょう。本来であれば、朝や昼に1回のクスリと、夕方や寝る前に1回のクスリで対処が違うケースがあるのですが、ちょっとややこしくなってしまうのでこれで問題ありません。